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内山 武俊

Author:内山 武俊
シンク長野青木島校代表の内山です。
子供たちが「考える力」を身に着け、自分に正直に優しくたくましく生きていってほしいという想いから「ぶんぶ学院」を「シンク青木島校」へとグレードアップ&リニューアルしました!

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しんきんぐブログ
みんなが笑顔で仲良く自分に正直になれたらいいなっていうブログ
本物を感じ味わえるように
数年前、教室の子供に

「好きな食べ物は何?」と聞くと

『カップラーメン!』

と答えた子が数名いました。

お察しかと思いますが、環境設定がほとんどできていない家庭の子でした。

当時はこの答えに「はぁ!?」としか思えなかったのも

環境設定の重要性を強く訴えてはいなかったという

私自身の認識の甘さがあったと思います。

もしかしたらこの子は本当に美味しいものを食べたことがないのかもしれませんが

あのカップラーメンの油で揚げた麺と、

下がしびれるくらい化学調味料たっぷりのスープの刺激が

この時のこの子の【美味しい】という感覚だったのでしょう。

この強い刺激に麻痺してしまった味覚と脳神経には

無農薬で丹精込めて育てた野菜の自然な甘さや

無添加の本物のダシからとった味噌汁の深い味わいなどは

【美味しい】とは感じ取れないかもしれません。


私がまだどんぐりに出会うその昔

買い物に行くと、よくスポーツドリンクを買って

家族みんなで飲んでいました。

何となくのイメージで

炭酸飲料じゃないし、そんなに甘くないから体に良さそうと思って

家の冷蔵庫には大概入っていたのでした。

だから子供たちも水やお茶を飲むよりも

清涼飲料水を好んでいたのを思い出すと

やはりあの甘い砂糖、もしくは人工甘味料の刺激に麻痺していたんですね。

今ではそういった飲み物の危険性を理解していますので

家庭内ではほとんど水でたまにお茶を飲んでいます。

100%のジュースもたまに飲みますが、月に1~2回くらいでしょうか…

いずれにしても清涼飲料水をやめて水に変えたことで

最初は子供たちも物足りなさを感じたかもしれませんが

今ではどんな時でも水だけで十分事足りていますし

スーパーなどに行っても、

「ジュース買いたい!」と言われることは全くありません。

そして親が作るご飯をしっかり味わって

「美味しい!」と言ってくれます。

このように人間は強い刺激を受け続けると

その刺激にしか喜びや快楽や満足感を感じなくなります。

これが子供であれば

その刺激は大人が感じる何倍もの影響を受けると言われています。


またこれは飲食物だけでなく

生活面や学習面でも同じことが起こります。

幼い子供の敏感な成長途中の脳神経に対して

テレビやゲームのような2次元の激しい音と光の刺激を

毎日大量に与えたり

くり返しの計算問題や、大量の漢字の書き取りのような

単調な刺激を与え続けると

じっくり文章を味わって、繊細な部分まで読み取るような問題には

全く反応できなくなってしまうのです。

表情から笑みは消え

能面のような顔つきになり

こちらから問いかけに全く反応しない高学年の子も少なくありません。

子供たちのこのような反応を少しでも感じ取れたら

子供の周りにある強い刺激物を極力排除していただくことを

つよくおススメします。

悪い刺激を受け続けた期間が短ければ短いほど

排除してからの回復も短くて済みます。

どうか本物を感じ味わえるように育てていただけたらと思います。





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卒園式の練習
先日、めずらしく次女(年長)が朝起きた時から機嫌が悪く

「保育園に行きたくない」と言い出しました。

いつもなら私よりも早く起きて、すぐに着替えて、

保育園に行くまでの1時間半ほど、

いろんなこと(お手伝い、お絵かき、工作、おもちゃのピアノなどなど)をして、

本当に楽しそうに遊んでから元気に保育園に行く次女が

この日はいつまでもストーブの前でゴロゴロして、機嫌が悪かったのです。

これは何かあったな~と思って聞いてみると

今週から卒園式の練習が始まったらしく

遊びの時間を減らしてまで

みんなで完ぺきにできるまで何度も何度も繰り返しているらしいとのこと。

で、奥さんもコリャいかんと思って

保育園の先生に「練習もいいけど、外でしっかり遊ばせてあげてください」

とお願いしたところ、

さっそく外でしっかり遊べたらしく

今朝の次女はいつも通りのご機嫌なまま、元気に保育園に行きました。


求める保護者がいるからなのでしょうけど

保育園ですでに「完ぺきにできる」ことを子供に求めるのは

親にとっては満足かもしれませんが

子供にとっては良いことなどほとんどありません。

子供の成長を見て、感じて喜ぶのは、どんな親でも当然のことですが、

子供の自然な成長と情緒の安定を無視してまで

管理されて、やらされて、できるようになった卒園式での発表会を見て、

そこだけを見て感傷に浸るはいかがなものかと思います。

普段からじっくり・ゆっくり・ていねいな子育て環境の中で

あわてず・さわがず・おだやかに我が子を見守り続けていれば

日々、子供の成長に喜び、進化に感動できますよ。



3年でここまで成長
小2からうちの教室に通っている子で、今は小5の男の子がいます。

入ったころは親も様子見的な感じで、

ゲームこそ持っていないものの、環境設定は完ぺきというワケでもなく

週1問ペースでのんびりやっていました。

とにかく最初はこんな感じで

IMG_1688.jpg 

使っているノートも普通のB5のノート(笑)

私自身今ほど環境設定の重要性を強くは伝えていなかったし、

強制もしていませんでした。

ご両親は普通に共働きの公務員の家庭。

忙しそうだな…と、つい遠慮してしまい

環境設定において、もう一歩踏み込んだところまで引き上げられれば…

と、多少やきもきしていました。


それでも当の本人はいたってマイペースで

この子なりに楽しんで続けるうちに、いつの間にかどんぐり歴3年。

今ではこんな感じに

IMG_0239.jpg 

この絵だけでもかなりの進化を感じられますが、

学校では先生に相当高い評価を受けているそうです。

先日も、学校では算数で「割合」という

ほとんどの子が理解に苦しんでいる単元で

唯一この子だけがひょうひょうと問題を解くものだから

先生に「キミはどうしてそんなに簡単に理解して解くことができるの?」

と聞かれたそうです。

この子は正直に「しょうざん(どんぐり式)の勉強をしているからだと思います」

と答えたそうです(笑)

で、結局そんな流れからなんと、

「毎朝の計算プリントの時間に、僕がやっているような文章問題を

みんなでやってみたらどうですか?」

と、先生に提案したそうです。

いや~ビックリしたというか、参りました。

本来なら僕や保護者から提案すべきことなのに…

この子の成長・進化は毎年確実に見て取れたのですが、

特にここ1年くらいは自分の考えや意見を言えるようになってきたな~

と感心していた矢先の出来事でした。


とはいえ、せっかく学校で取り組んでもらう機会ができたのに

ただ問題だけを渡したのでは、当然上手くいくわけもないので

ちゃんと正しい取り組み方も伝えないと意味ないですね。

環境設定の重要性も。

学校の先生はどこまでめんどくさがらずに取り組んでくれるかな…











センス・オブ・ワンダー
少し遅くなりましたが、

新年あけましておめでとうございます。

本年も子供たちが健全に成長できるお手伝いができるよう頑張りたいと思いますので

よろしくお願いいたします。


さて、正月明けのいきなりの連休。

娘を連れてスキー場に行ってきました。

今年も暖冬の長野県は、どのスキー場も雪不足が深刻で

一番近場のスキー場は、未だにオープンの目処が立っていません。

お願いします雪の神様、スキー場だけでも雪を降らせてあげてください!

と願いつつも、1時間ほど車を走らせれば何とか雪のあるスキー場に到着します。

善光寺の裏からうねうね道をグングンのぼると、途中ガスが濃くなり

今日の天気は良くないかな~と心配していると、突然ガスが開け

真っ青な空と元気な太陽が顔を出しました。

そして車窓から山の下方を見ると、見事な雲海!

助手席の娘からは「うわ~すご~い!雲の上だぁ!!」という感嘆の声。

たぶん娘は初めて見る雲海なのでしょう。

本当は車から降りてゆっくり見ればよかったのですが、

遅く出てきて時間があまりなかったので、先を急ぎました。

image1.jpg 

スキー場に着くと、さっそく着替えて嫁さんと娘はソリを持って雪遊びです。

私はもっぱらスノーボード。20年以上続けていても全く飽きません。

8回骨折してもやめられない遊びです。

自然の山の中に入ることもありましたが、

普通のスキー場でも、毎回自然は違う環境を与えてくれるので

その都度、その中で楽しめるやり方を自分で考えるから飽きないのかもしれません。

ちなみに昨日の長野市は雨でしたが、この山の標高まで来ると

サラサラのパウダースノーです。

年末から暖冬で、どのスキー場も降っても重めの湿った雪だったので

今回の雪は無心で滑る事だけを楽しめる日になりました。

5本くらい滑ったら娘たちと合流して、

ソリをしたり、雪でいろんなものを作ったりして、

3時間ほど飽きるまで楽しみました。


お昼を過ぎてだいぶ気温が上がり、

駐車場の雪も解け始め、春スキーのような陽気のなか

さあ帰ろうと車に乗り込むと、突然娘が

「わ~~~きれい~~~!!!」を叫んだのです。

何事かと夫婦でキョロキョロしながら娘の見つめる先を目で追うと、

そこには目の前のロッジの屋根から、ポタポタと流れ落ちる

雪解けのしずくがありました。

そのしずくは太陽の光が反射して、

まるで屋根の雪からダイヤがぽろぽろと生まれ落ちていくようでした。

そんな単なる冬の日常の風景かもしれないものを

子供は本来、自ら発見し、感じて、味わう能力を持っているのだと

改めて痛感させられました。

思わず見入っていた我々夫婦でさえも、昔はこの

「センス・オブ・ワンダー」を持っていたと思うのですが、

多くの大人たちがそうであるように

時間とともにどんどん失われてしまうものなんですね。

でもこんな大切なものだからこそ

我々大人は子供たちから、この「センス・オブ・ワンダー」を失わないように

守り育てていかなければいけないのだと

子供を自然の中に連れ出すたびに強く感じます。

そのためにも、日常の中での刺激の強いものを子供に与えないように

気を付けなければいけないのです。

このすばらしい繊細な能力を失わないために。






お手伝い
本当に早いもので、もう2016年が終わろうとしています。

今日は教室の大掃除で、嫁さんと次女(6歳)に手伝ってもらいました。

各自掃除を分担してやるのですが、

当然次女にも3つほど受け持ってもらいました。

普段からお手伝いを楽しんでできるように気を付けているので

今回も「じゃあ、コレお願いできるかな?」というと

『うん、分かった!』と2つ返事で、ニコッと笑ってやってくれます。

丁寧にやり方を説明しますが、ポイントだけ言ってあまり細かくは言いません。

当然、お手伝いの中で自分で創意工夫してほしいからです。


所詮6歳児のお掃除。

ときどき見ていると、少なからず悪戦苦闘してます。

雑巾が上手く使えなかったり、拭きムラがあったりして…

どうしても上手くいかなそうであれば、様子を見ながら

「こうしてみたら?」とアドバイスするときもあります。

でも基本的には上手にできてもできていなくても、どっちでもよいです。

仮にできていなくても、娘のいないところでやり直せばいいだけだし

子供にいろんな経験させることが第一の目的なのですから。

それともう一つ大切なのは、終わった後の一言、

「ありがとう、助かったよ!」を言うこと。

これで子供は満足感に満ちた笑顔で

『うん!』と言って、また今後もお手伝いを楽しんでやってくれます。

そして自分が何かしてあげたことで、誰かの役に立っているという

《有能感》が確実に育っていきます。

いずれこの子は社会に出て、自分のやるべき仕事を選ぶときに

この《有能感》をベースにした正しい選択をするでしょう。


今年1年、確実に成長と進化をしている我が子と教室の子供たち。

来年も、遊びとお手伝いの中でいろんな経験をして

もっとたくさんの笑顔が見れる、穏やかな1年になりますように!